Project

美濃灰リバイバル

〜石から壁へ、そして風景へ〜

岐阜県にはかつて東洋一とされた石灰産業の町があります。石灰は古生代からの珊瑚や貝殻がカルシウムとなった遺物で、人類の誕生から文明の発展と共に歩んできました。長きに渡り現在もなお、土壌改良、鉄鋼の製造、環境対策、建築土木、農業・畜産、化学工業、食品、上下水道など、私たちの暮らしの様々な用途に使われています。私たちは出来たものを見ることが多く、知られざる産業はたくさんあるのはないだろうか、山が削られていく景色をどう見るのかは自分次第だと気づいたのです。

漆喰は石灰を主成分とします。足元にあるものから広がる世界を見たい思いがあり、地元漆喰のDIY活動を模索して左官屋になりました。しかし現場で地元漆喰を使う機会はありません。壁にぶちあたる度にやっていた漆喰あそびがアート活動へと結びつきました。